2010年 07月 09日
永遠のサッカー小僧 中村憲剛物語
永遠のサッカー小僧 中村憲剛物語
「ぼくはチビで鈍足だったけど…」平凡だったサッカー少年が日本をワールドカップに導いた!中村憲剛の半生を描いたとびきり爽快なノンフィクション。
サッカーをやめた憲剛には、自分でも驚くほど、張り合いのない日々が待っていた。早く学校から帰っても、何をやればいいのか、ちっとも分からないのだ。6歳からずっとサッカーに関する目標を持ち続け、それに向かって日々努力するということだけに時間を費やしてきた少年である。ふいにやってきた暇は、不器用に持て余すしかないのだった。
空白の時間、俺は何をすればいいんだろう?思いつくことは、ひとつだった。
第1章 家族—日頃は柔和な表情を絶やさない、親しみやすいフツウノヒト。しかし闘いの場へと向かう顔は、いつもとは違うものだった。
第2章 なみだ—自分は結果を残し、仲間を罵倒する“嫌な少年”は一方でよく泣いた。それでも絶対に勝ちたいという一途な想いでサッカーに没頭していく。
第3章 崖っぷち—背が低い、足が遅い。やればやるほど積もるフラストレーション。そうした日々が続いた憲剛少年はある決断をくだすのである。
第4章 全力少年—高校生になっても小柄で華奢。失笑ではじまった最悪の新生活。しょうがない。ならば逆にそれを生かすことを考えよう—。
第5章 大好き—二部降格の憂き目にあった中央大学を一年で復帰させ、川崎入り。日本代表の常連にもなった男の「夢」は実にシンプルなものだった。
★★★☆☆
by fantasista0726
| 2010-07-09 00:50
| book